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☆ブログで短編夢小説☆ NARUTO・進撃・ブリーチ・D灰あたりでのんびり更新。 こっちに載せるくらいなら本家サイトでしろって?(´・ω・`)えへへ…

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最初で最後のキス (リヴァイ)

『苗字』は入力しなくても大丈夫です。
夢主様、死ネタなので嫌いな人はスルーでお願いします。

お相手:リヴァイ兵長
夢主様:調査兵団(リヴァイ班)













あぁ、もう一度あの人と空を眺めたかったな



目は開いているはず、けれど視界は真っ暗。

腕も思うように動かない。

怒られるかな?でも後悔はしていない。



「ごほっ…、このままここで朽ちていくのもいいか」

一人投げやりにつぶやいた所で知った気配が近づいてきた。





「何を言ってやがる…」


「あ、リヴァイ兵…長っ」

目はやられて見えないが耳は大丈夫だった。こんな所で声が聞けるとは思わなくて涙が出てくるのがわかった。

けれど、それは透明な液体ではなく真っ赤な液体。



肺もやられているのか、言葉を発するのがきつい。


 
翡翠、こんな所で何してやがる…。早く戻るぞ」

リヴァイ兵長の言葉に思わず苦笑いした。

こんな状態の私が戻れるわけない。視界は奪われたけれど自分の体がどうなっているのか大体わかる。

「リヴァイ兵長、私…ちょっと疲れたんです。少し休まさせてくださいよ」

声のするほうに痛む体にムチを打って顔を向けると、息を呑む音が聞こえた。


顔の損傷も激しかったのかな…。


そして何も言わずに隣に腰を下ろしたのか腕にリヴァイ兵長の体温を感じる。

「そんな硬いもんに寄りかかってても体は休まないだろう。オレに寄りかかれ」

まるで壊れ物を扱うかのように、いつものとはちがう優しい手つきで私の体をそっと傾けてくれた。


「リヴァイ兵長…、私、死ぬんですかね?もう、何も見えないんです。手も足も動かしているつもりなんですけど、何だかへんなんです」

ありったけの笑顔で言ってみたけれど、返事はなかった。



「ごほっ…げほっ…」


「静かにしていろ。最後までオレが傍にいてやる」


優しく頭を撫でてくれる手が嬉しかった。

一人でこんな所で死んでいくのは嫌だった。

誰にも知られず、もしかしたら巨人に見つかって食べられてたかもしれない。


「リ…ヴァイ兵ちょ…、見つけてくれて…ありがっごほっ…がはっ!」

吐血した血が逆流してくる。

息ができないほど苦しい…。

あぁ、もうリヴァイ兵長の体温も感じなくなってきた。


「もう、休み…ま…すね」


まぶたが重い。



「ゆっくり休め、翡翠


その言葉のあとに唇に微かに感じた温度。

夢にまでみたリヴァイ兵長との…



最初で最後のキス




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